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キックボクシング(Kick Boxing)とムエタイ(Muay Thai)の違いについてパート1

キックボクシング(Kick Boxing)とムエタイ(Muay Thai)の違いについてパート1

前回はキクササイズとキックボクシングの違いについて書きましたが、それに付随して“キックボクシングとムエタイの違い“についてもよく質問を受けます。
キックボクシング画像

キックボクシングとムエタイって、呼び方が違うだけで内容は同じでしょ?とか、ムエタイがキックボクシングのルーツなんでしょ?などなど。。。

前回、キクササイズと分かりやすく差別化をはかるためにキックボクシングとムエタイを同列扱いで説明しました。

今回はその“キックボクシングとムエタイの違い“について少し説いてみたいと思います。

先ずキックボクシングについてですが、
現在の競技としてのキックボクシングの発祥地は日本になります。
(割と知られていませんが)1966年、伝説的プロモーターとして格闘界では名高い野口修氏(元々はボクシングプロモーター)によって、タイ国ムエタイに対抗するために発案され命名されました。

その当時は、多くの空手家がボクシングの技術を取り入れて参戦していたため、空手的な闘い方が主流でした。
そして1970年前後には“キックの鬼“沢村忠に代表される第一次キックボクシングブームが巻き起こり、1990年代にはやはり空手がルーツであるK-1が、爆発的人気を生むまでになりました。
キック画像
それならばムエタイがキックボクシングの元祖なのでは?という疑問が当然ながら出て来ると思います。

ムエタイ(古式ムエタイ)は、400年以上の歴史を誇るタイ国の国技で、元々、戦士が白兵戦時に使う格闘術でした。
近年になるとムエタイは、興行&ギャンブル(日本でいう競馬のように)としての独特な発展の仕方をしていきます。

スタッフ画像
日本のキックボクシングやK-1は空手を源流に、テレビを媒体として発展してきた歴史と比べると変遷の仕方が違いますよね。。。

私がムエタイジム(@バンコク)で住み込み修行をしていた時代は、選手たちはセコンドの話よりもリングサイドからヒョイッと出てくる胴元?みたいな人の言うことをよく聞いていました。

当時は未だ、二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムやルンピニースタジアムでさえ、少なからず騒々しく雑然とした雰囲気がありました。
(近年タイは凄い勢いで近代化しているようですが…)

しかしながら最近では、タイ国政府がムエタイを国の重要文化財と捉え、率先して海外に展開していったこともあり、ムエタイがギャンブルという側面よりも文化・スポーツ(格闘技)としてクローズアップされ、世界的にも“立ち技最強格闘技“としての市民権を得てきています。
箕輪さん
今回はかなりざっくりとではありましたが、キックボクシングとムエタイの歴史的背景とその変遷について書きました。次回後編では競技としての違いについて書いてみたいと思います。

フィットネスジムでボクシングトレーニングを行う女性。彼女は赤いボクシンググローブをつけ、パンチを繰り出している。

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