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海外でプロ選手になるには…パート6

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海外でプロ選手になるには…パート6

ビッグマッチに向けてのハードな練習期間を終え、いつものYMCAでトレッドミル&ジャグジーで水が抜けるまでの∞ループにて調整。

そして試合前日(計量日)、ビタミン&ミネラルと少量の水だけ飲んで軽めのルーティーンをこなして、(今回の契約体重155パウンド)ジャストにして、いざ会場へ。


今回はさすがに車の運転はトレーナーに任せて、口の中で水を転がしながら(飲まない)会場のアナハイムコンベンションセンターに着く。(大谷翔平選手のエンゼルス アナハイムスタジアムすぐそば)

ここでメインイベントの大和哲也選手らから計量が始まり二人とも問題なくクリア。
そしてセミファイナルの私たちの計量となり、私から秤に乗り「154.5パウンドにてパス!」そして私の対戦相手ライアンが秤に乗ると160パウンド。






んっ‼️160パウンド⁉️
5パウンドオーバー(約2,2キロ)してるけど、どういうこと?
えっ何何、難しい英語はよく分からない???
と、一刻も早く水分を摂りたい状態のため、プチパニック。

連絡を取り合っていたプロモーターは、こちらに目を合わせること無く、カリフォルニア州コミッショナーと何やら少し話して、「160パウンドでパス!」

え〜〜〜俺の試合160パウンド契約だったの⁉️ 相棒のランディ(トレーナー)に尋ねると、ランディも少し慌ててプロモーターと話し始め、「とりあえず計量が終わったら(コミッショナーが帰ったら)話があるそうだ」とのこと。

私はひとまず水分補給をして、軽食を摂りながら自分を落ち着かせる。「これはどういうことなのか…」全員の計量も終わり、私とランディとプロモーターで別室にて鼎談が始まった。

口火を切ったのはプロモーター。「アイツやりやがったなぁ…」と。私たちは「⁉️」の状態。

どうやらわざと体重を落として来なかった(通常165パウンドの選手なので、大手ジム選手はたまにやる)らしく、コミッショナー(お上)の前で155パウンド契約だと言ったら、その場で試合中止になるため、あの場では160パウンド契約として、ひとまず通したとのこと。

「こちらとしては、160パウンドでコウジにはやって欲しいんだけど、もちろん辞めても良い。しかし、もしやってくれるなら次回のビッグマッチを確約するよ」「どうする?」

私は、そんなことをいきなり言われても、、、内情やりたくないに決まってるし、だけどチケット買ってくれた友人ら50人くらいが遠路遥々来ちゃうし、でも滅茶苦茶腹立たしいし、、、迷うこと30分。

「次回W○Cムエタイのアメリカ大陸タイトル戦をやらせてくれるなら、やるよ」と我ながら無茶な要求をしてみた。これにはプロモーターも「うぅ〜ん、W〇Cは権威ある団体だからね、この試合勝てばもちろん交渉するけど、、、もし負けたらさすがにキビシイよ」と。


「じゃぁ、引き分けでも負け無ければW〇C戦ということならやります」という交渉を成立させて、結局この無謀な試合を引き受けることにしました。

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